調査の「目的」の再確認
時系列で実施している調査は定量調査が必要です。
しかしアドホックで、漠然と「マーケットの概要を捉えたい」という場合、オープンデータを探してみましたか?手間さえいとわなければ必要なデータを見つけることが出来るかもしれません。
また、どういう情報が必要なのか手探りの状態ならば、個人にじっくり聴いた方がよい場合があります。
グループインタビューよりデプスインタビューの方がふさわしくないか
優秀なモデレーターを手配し、ターゲット層の出席者に集まってもらい、1グループ50万近い費用を用意する必要があるか、再考して下さい。
求める情報はグループインタビューでないと得られませんか?
1対1では得られない情報がグループインタビューで得られますか?
むしろ、個別にじっくり聴きたいことではないですか?
デプスインタビューにグルインのモデレーターが必要か
パーソナルインタビューにグルインのモデレーターが必要ですか?
グルインのモデレーターにデプスを依頼する場合、グルインのギャラに近い費用が必要なケースが多いです。しかし、複数の出席者の話し合いをコントロールするテクニックはパーソナルインタビューには不要です。
むしろ、対象者に自由に話してもらい、インタビュアは基本的なフローに沿った質問の投げかけとプロービングだけでよい、と思われたことはありませんか?
オフィス・ルームに来させるより、こちらから伺う
都心のルームに対象者に来てもらう。それは、ルームのレンタル費用と、マジックルーム越しに観察したい、というこちらの都合によるものではないですか?
そのために稀少な条件の対象者を逃していませんか?
また「自分の生活圏外で見知らぬ人からインタビューされる緊張感」で、本音や深層に迫れるかを危惧されたことはありませんか?
私も参加したい
マジックルーム越しにペーパーを入れるのではなく「ここをもっと突っ込んで聴きたい」「おっ、意外な反応。そこをもっと聴きたい」と、はがゆく思われたことはありませんか。
必要であれば、どうぞご一緒に対象者を訪ねて下さい。
インタビューにもどんどん口を挟んで下さい。
FBのインタビュアとしてご同行いただければ、まったく問題ありません。
また「クライアント名を明かすことはバイアスにつながる」という原則がありますが、対象者の中には、メーカーの方がいるからこそ「直接言える」というモチベーションがアップするケースもあると思います。
原則にとらわれる必要はないと考えます。